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建築基準法における排煙の理解について(第4回)
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     では、小規模な住宅の時に検討している1/50の開口部とは何だったのかという疑問について説明します。
     

     小規模な住宅の確認申請では、居室について採光・換気・排煙の検討(ALVS検討)を行います。この排煙は先に述べた令126条の2の排煙設備とは違い、令116条の2による開口部のことです。
    第116条の2 窓その他の開口部を有しない居室等
     法第35条(法第87条第3項において準用する場合を含む。第127条において同じ。)の規定により政令で定める窓その他の開口部を有しない居室は、次の各号に該当する窓その他の開口部を有しない居室とする。
    一 面積(第20条の規定より計算した採光に有効な部分の面積に限る。)の合計が、当該居室の床面積の1/20以上のもの
    二 開放できる部分(天井又は天井から下方80cm以内の距離にある部分に限る。)の面積の合計が、当該居室の床面積の1/50以上のもの
    2 ふすま、障子その他随時開放することができるもので仕切られた2室は、前項の規定の適用については、1室とみなす。
     

     これは開口部の有無を判断する条文です。内容に合致しないと無窓居室となり、それだけで排煙設備(令126条の2)の対象となります。ただし、この条文は開口部の有無だけを判定するので、令126条の3に出てくる開放装置等は求められていません。
     ですから居室における採光・換気・排煙の検討はNGが出ないようにするのが目的ではなく、それぞれ次のような目的を持っています。
    【採光検討】
     床面積の1/7の採光に有効な開口部が無いと住宅の居室にならない。(その他、用途によって1/5〜1/10)
     床面積の1/20の採光に有効な開口部が無いと非常用照明や敷地内通路等が必要となる場合がある。
    【換気検討】
     床面積の1/20の換気のための窓が無いと機械換気設備が必要となる。
    【排煙検討】
     床面積の1/50の開放できる部分(天井から80cm以内の距離にある部分に限る)が無いと排煙設備が必要となる。

     このように、それぞれの検討を必ずOKにすることが目的なのではなく、NGとなった場合は所定の条文に適合させるように誘導される仕組みになっています。
     確認申請時の参考にしていただければ幸いです。
    | ウラノイエノケンチクカ | 建築 | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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