Jan's travel blog

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茨城県桜川市真壁
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    iPhoneImage.png

    冬のある日、重要伝統的建造物群保存地区の真壁を訪れて見ました。

    12月はJRの青春18きっぷが発売されるので、それを活用して日帰りできる場所の伝建を訪ねてみようと思うわけです。

     

    東京からは北関東エリアへのアクセスは容易になりましたが、容易になっただけで時間はかかるんですよね。

    今回の往路は宇都宮線を利用です。

     

    品川

    ↓(宇都宮線(東京上野ライン))

    小山

    ↓(水戸線)

    岩瀬

     

     こんな感じで乗り換え一回で最寄り駅まで到着です。しかしここからが問題です。

    真壁には定時運行している公共交通機関でたどり着くことができません。この岩瀬駅にはタクシーが常駐しているのでそれを利用して向かうことになります。ちょうど真南に10kmあまり移動します。思い切って!

     はい、というわけでタクシーは3500円程度かかりました。JRより高いんですよね、これ。まあ仕方ないです。タクシーの運転手の方はとても感じの言い方で、2011年の地震のころの話を聞かせてくれました。真壁の伝統的建造物群も被害を受けたようです。この地域は屋根の被害が大きく、地震後も雨漏りに悩まされる家が多かった模様。

     向かう途中の道路の左側にとても小さい茅葺民家がありました(廃屋)。

     

     タクシーの運転手の方はこちらの意図を汲んでくれて町の中心の交差点(郵便局前)で私を下ろしてくれました。さてここからどのように動くかが問題です。とりあえず当てずっぽうですか。

     この真壁は在郷町というジャンルの建造物群です。在郷町は大雑把に言えば「田舎町」です。江戸時代から戦前においてはこの地域の経済の中心地だったのでしょう。その在郷町の街区がよく残されているのが選定の重要な要素とのことです。

     町の中心から徒歩10分くらいの場所に旧真壁駅のプラットホームが残されています。私の私見ですが、1987年まで使われていたこの鉄道駅があったために街中に幹線道路を貫通させることなく街並みが残されたのではないでしょうか。

     

     詳しくは後ほど追記したいと思いますが、真壁の最大の特徴は有形登録文化財への登録状況なのではないかと思います。何しろ町を歩いていて出会う古い建築物のほとんどが有形文化財に登録されている状況です。もちろん似たような部分も多いので登録をパターン化しているのもあるのでしょう。しかしこのバイタリティは他の伝建地区には見られないものです。また主屋が残っていなくても門や蔵だけで登録しているものもけっこうありました。

     

     また、改修工事が行われている建物もけっこう見られました。タクシーの運転手の方も地震の被害があったと言っていたので、まあその影響なのだと思います。

    iPhoneImage.png←改修されている見世蔵と思われる建物

     特徴としては格子壁を使って補強している物件が見られたことです。格子壁は建築基準法で耐力が規定されているので、まあまあ使いやすいのでしょう。また、完全に視線を遮らないでの施工が可能であることも特徴的です。製作にかかる手間を考えなければ…ですが。

    iPhoneImage.png←格子壁の補強が見られる

     

    修景で新しい建築物をいじったものも見られました。一見するといびつな切妻屋根の建物に見えますが、これはかなり現代的なアパート建築です。これの主要道路側を下見板張りとし、修景した物件と思われます。

    iPhoneImage.png

     

     また、地区内には真壁伝承館という非常に現代的で見た目の良い建物が建っています。現代的であるのに街並みに溶け込んでいます。ここには図書館とホールと歴史資料館があり、無料で真壁の歴史を知ることができます。少し町を見てから歴史資料館に行くのが良さそうです。真壁伝承館の裏手に少し歩くと旧真壁駅です。ここにはプラットホームの遺構(?)と公衆便所がありました。線路敷はりんりんロードという自転車専用道になっていて、利便性が良い感じです。ここの鉄道が走っていたらもっと便利なんだろうな…と思ったのは今回が初めてではなく、18年前にここを訪れた時にも同じことを思いました(笑)

     

     さて、陽も傾いてきてぼちぼち帰宅を考えなければなりません。オフシーズン平日ということもあり喫茶店もやっていないのでとりあえず旧市役所に向かいます。ここは桜川市役所真壁庁舎ということになっていて、伝建地区からは徒歩15分くらいのくらい。いまはここからバスが出ています。

     冒頭でバスは無いって言ってましたけれど、実は3月まで実証実験中のバス路線があり、ここから筑波山口まで30分ほどで行けます。およそ1時間に1本。200円です。ほぼかんとうてつどうの旧路線に沿って南下し、筑波山口に到着。降車時に乗継ぎというと割引券が貰えるので、これでつくばセンターまで300円で行くことができます。これも30分位くらい。

     さて、つくばセンターまで来たものの、20年ぶりのつくばはなんだか新しい町でした。つくばエクスプレス(TX)で帰ればあっという間に秋葉原なのですが、せっかくの18きっぷが活用できません。そこで考えたのが、つくばセンターからひたち野うしく駅に行くバスに乗って、そこからJRで帰るというもの。このバスは520円なので、ラーメン1杯くらいは得になりそう。というわけでまた30分くらいのバス乗車です。ひたち野うしく駅からは常磐線で取手まで行き、快速に乗り換えると1時間ほどで品川まで戻れました。

     ではお疲れ様でした!

     

     

     

     

     

    | ウラノイエノケンチクカ | 建築 | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | -









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